コメント営業をしないのは、卒業済みだから。
僕は、ブログを書く上で絶対に営業はしないことにしています。
営業というのは、たとえばコメント営業だとか、twitter営業だとか、はてブ営業とかです。要は、あなたのブログに反応したから、私のブログにも反応してねみたいな種を蒔くことです。これをやらないことにしています。
というのは、一回やった経験があり、懲りているからです。
つまり、卒業済みなわけです。
あれは、まだ僕が学生の頃のことです。スマホはまだ影も形もなく、ガラケー3キャリアが日本を牛耳っていた頃でした。mixiが流行るちょっと前だった気がします。
当時、僕は、そのガラケー3キャリアが囲い込み展開しているブログサービスでブログをやってました。絵文字とかギャル文字とか大量に使った頭の悪いブログだった気がします。
これはハマりました。
ちょうど、その頃、仲のよかった友達に心ない言葉をかけられて、人生で一番くらいに落ち込んでいた時期でした。*1それもあったのだと思います。こう、胸の空いた隙間にぴったりフィットしたのでした。一日中猿のようにケータイいじっていた気がします。
それこそコメント営業はばんばんやっていた気がするし、たしかまだ二十歳なりたてかぎり十代くらいだったので、主婦層の読者に大変かわいがられた記憶があります。コメント欄に入り浸っているような読者のかたが何人かいらっしゃったりして。自撮り画像をあげると、お祭りになったりして。そんなノリのブログでした。*2*3*4
当時は今みたいなPVの概念が頭になかったので、記憶がさだかではないですが、ブログサービス内でランキングが公開されていて、5000人規模のブロガー数の中で、上位50位内くらいだった気がします。*5
で、自明なんですが、こういうブログを運営するのは疲れるんですね。一日中張り付いていないといけないですから。営業活動による人間関係の重ったるさみたいなのも、本当重ったるくて。でも、一回そのノリで始めちゃうとなかなか変えられなくて。中毒というか、強制力みたいな。変なところで真面目だったんですね。
ただ、さすがにやばいぞと気付いて。
だんだんとフェードアウトしていきました。
もうそのブログサービス自体がサービス停止しているので、黒歴史が検索にひっかかってきて爆死することはないのですが、残っていたらやばかった気がします。
そういうわけで、僕は、いわゆるコメント営業がいかに簡単にアクセスを稼ぐか、肌で知っています。
でも、やりません。面倒だからです。懲りているからです。
よくこういうことを言うと「じゃあ、やってみなよww簡単なんでしょww」というツッコミが来たりするかと思うのですが、僕に限ってはこのツッコミはあんまり痛くありません。やってみろも何も、既に経験済みだからです。いつからWEBに浸かってると思ってるか。こちとらケータイ黎明期世代ぞ。ってかんじです。
そんなわけで、コメント営業はしない話でした。意外に、黎明期世代は、こういう体験されているかた、多いんじゃないでしょうか。
ちなみに、余談ですが、その後、ないなりはケータイオリ小説サイトを始め、黒歴史の更に深奥に突き進むことになります。*6